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成果報酬型広告とは?
メリット・デメリットと向いている商材【広告主向け】

公開日: 最終更新日:

成果報酬型広告とは、商品の購入や資料請求などの「成果」が発生したときにだけ費用を支払う広告です。クリックや表示に費用がかかる運用型広告と比べて、広告費が無駄になりにくいのが特長です。

一方で、「本当に成果が出た分だけで済むのか」「どんな商材でも使えるのか」「運用型広告と何が違うのか」といった疑問を持つ広告主の方も多いはずです。この記事では、成果報酬型広告の仕組みから、メリット・デメリット、4つの手法の使い分け、向いている商材の判定方法、出稿前に決めておくべきことまでを、広告主の目線で整理します。

成果報酬型広告の仕組み

成果報酬型広告には、広告主・ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)・メディアの3者が関わります。広告主はASPに広告を登録し、成果1件あたりの報酬額を決めます。ASPは提携するメディアに広告を届け、メディアは記事・SNS・メールなどで商品を紹介します。ユーザーが購入や申込をすると、ASPがその成果を計測し、広告主が承認した件数分だけ報酬が発生します。

図解:成果報酬型広告の仕組み
広告主
①広告出稿・成果報酬を設定
ASP
②広告を配信依頼
メディア
ユーザーが購入・申込③成果を計測④承認した成果分だけ広告主が支払い

広告主が支払うのは、承認した成果の報酬と、ASPの手数料です。表示やクリックがいくら発生しても、成果がなければ報酬は発生しません。

成果地点は商材ごとに決める

何を「成果」とするかは、広告主が自由に決められます。商材ごとの代表的な成果地点は次のとおりです。

表1:商材別の成果地点の例
商材 成果地点の例 承認の条件の例
EC・単品通販 初回購入 キャンセル・返品なし
美容クリニック・脱毛 無料カウンセリングの予約 来院の確認
太陽光・蓄電池 見積もり依頼 連絡がつくこと・重複なし
不動産投資 資料請求・面談予約 面談の実施
アプリ インストール・会員登録 不正インストールでないこと
BtoB・SaaS 資料ダウンロード・無料トライアル 法人のメールアドレスであること

成果地点が浅い(資料請求など)ほど件数は増えやすく、深い(購入・来院など)ほど件数は減るものの、成果の質は高くなります。自社の営業フローのどこまでを広告の役割とするかで決めるのが基本です。

「成果報酬型SEO」「成果報酬型リスティング」との違い

「成果報酬型」という言葉は、広告以外のサービスにも使われます。たとえば成果報酬型SEOは、検索順位が上がった日数に応じて費用を払うSEO対策サービスで、成果報酬型リスティングは、運用代行の手数料を成果に連動させる契約形態です。どちらも「購入や申込が出た分だけ払う」仕組みではない点で、この記事で扱う成果報酬型広告(アフィリエイト広告)とは別のものです。

運用型広告との違い

MetaやGoogleなどの運用型広告は、表示やクリックに対して費用がかかります。成果報酬型広告との違いを整理すると、次のようになります。

表2:運用型広告と成果報酬型広告の比較
項目 運用型広告 成果報酬型広告
費用が発生するタイミング 表示・クリック 成果(購入・申込など)の発生時
成果1件あたりの費用 入札や競合状況で変動する 報酬額で固定される
成果が出なかったときの損失 広告費がそのまま損失になる 原則として発生しない
件数のコントロール 予算を増やせば比較的すぐ増える メディアの掲載状況に左右される
運用の手間 入札・クリエイティブの調整が常に必要 報酬設計と承認作業が中心
向いている使い方 短期で件数を確保したいとき CPAを固定して獲得を積み上げたいとき

運用型広告は、競合が増えるほどクリック単価が上がり、CPA(成果1件あたりの獲得費用)が高くなりやすい構造です。運用型広告のCPA高騰に悩む広告主が、成果報酬型を組み合わせるのはこのためです。

ただし、どちらか一方を選ぶ必要はありません。運用型広告で短期の件数を確保しつつ、成果報酬型でCPAが固定された獲得を積み上げる。この組み合わせが、多くの広告主にとって現実的な選択肢です。

成果報酬型広告のメリット

1. 成果が出なければ費用がかからない

最大のメリットは、広告費の無駄が出にくいことです。新しい商材や、需要が読みにくい商材でも、成果が出なければ報酬は発生しません。テスト的に始めやすく、失敗したときの損失を小さく抑えられます。

2. CPAが固定され、予算が読みやすい

成果1件あたりの報酬額を先に決めるため、CPAがぶれません。「1件いくらで、月に何件」という形で予算を組めるので、社内の予算申請や事業計画にも落とし込みやすくなります。

実際に、当社のADアフィリエイトをご利用いただいている脱毛サロンでは、開始3ヶ月時点で月間300件だった獲得が、現在は月間600件まで拡大しました。その間にCPAは39,000円から28,000円に改善しています。

3. 自社では届かない層にも広告を届けられる

成果報酬型広告は、比較サイト・口コミサイト・SNS・メールマガジンなど、さまざまなメディアに掲載されます。自社で運用している広告では届かない層に、第三者の紹介という形で情報を届けられるのも強みです。

4. 社内の運用工数を抑えられる

入札やクリエイティブの調整を日々行う運用型広告と比べ、成果報酬型は報酬設計と承認作業が中心です。広告の担当者が少ない企業でも始めやすい手法です。

デメリットと対策

成果報酬型広告にも注意すべき点があります。代表的なデメリットと、その対策をまとめます。

表3:デメリットと対策
デメリット 起きること 対策
件数が読みにくい メディアが掲載しないと成果が出ない 報酬額を相場に合わせ、掲載を後押しする
承認作業が発生する 重複・不正・キャンセルの確認が必要 承認条件を事前に文書で決めておく
表現の管理が難しい メディアが誇大な表現を使うおそれ NG表現とレギュレーションを共有する
固定費がかかる場合がある ASPによっては初期費用・月額費用が必要 固定費ゼロ型のASPを選ぶ
報酬が低いと掲載されない 他社案件に埋もれる 許容CPAから逆算して報酬を決める

特に注意したいのが表現の管理です。2023年10月からはステマ規制(景品表示法の告示)が施行され、広告であることを隠した紹介は、広告主の責任が問われるようになりました(参考:消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」)。インフルエンサーやメディアに任せきりにせず、ステマ規制への対応をASPと一緒に確認しておくことが大切です。

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成果報酬型広告の4つの手法と使い分け

成果報酬型広告と一口にいっても、広告を届ける手法はいくつかあります。代表的な4つの手法を比較します。

表4:成果報酬型広告の手法比較
手法 主な掲載先 強み 向いている商材
ADアフィリエイト Meta・Google・TikTokなどの運用型広告 配信量が多く、件数を伸ばしやすい 美容・健康・EC・アプリ・高単価サービス
インフルエンサーアフィリエイト YouTube・Instagram・TikTok 信頼のある紹介で、短期間に反応が出る 化粧品・美容サロン・痩身など
メール広告アフィリエイト 会員向けメールマガジン 属性を絞った層に一斉に届く 保険・不動産・BtoBサービスなど
SEO記事アフィリエイト 比較サイト・ブログ 検索からの獲得が長く続く 比較検討されやすい商材全般

ADアフィリエイト:件数を伸ばしたい商材に

ADアフィリエイトは、メディアが自ら運用型広告を出稿し、成果が出た分だけ報酬を受け取る仕組みです。広告主から見ると、運用型広告の配信量を成果報酬で使えるのが特長です。当社では自社運用だけで、オリパ・EC・アプリの案件で月間5,000〜10,000CVの運用実績があります。配信先はMeta、Google、TikTokの順に多くなっています。運用型広告の成果は、遷移先の記事LPの質で大きく変わります。

詳しくはADアフィリエイトのページをご覧ください。

インフルエンサーアフィリエイト:短期で反応を取りたい商材に

フォロワーの信頼を背景に商品を紹介してもらう手法です。当社ではフォロワー5万〜20万人のインフルエンサーを中心に起用しており、ファンデーションのYouTuberタイアップでは3日間で2,000CVを獲得しました。脱毛サロンや痩身エステでも実績があります。

詳しくはインフルエンサーアフィリエイトのページをご覧ください。

メール広告アフィリエイト:属性を絞って届けたい商材に

会員向けのメールマガジンに広告を掲載する手法です。保険相談に来たファミリー層、SaaSを利用する会社員、シェアオフィスを契約する経営者など、属性がはっきりした層に一斉に届けられます。当社の提携は約20媒体、総配信可能数は約3,000万通です。

詳しくはメール広告アフィリエイトのページをご覧ください。

SEO記事アフィリエイト:長く獲得を続けたい商材に

比較サイトやブログに記事を書いてもらう手法です。上位に表示されれば長く獲得が続きますが、成果が出るまでに数ヶ月かかることが多く、短期の件数確保には向きません。

向いている商材・向いていない商材

成果報酬型広告は万能ではありません。商材によって、成果の出やすさに差があります。次の5項目で判定してみてください。

表5:成果報酬型広告の向き・不向き判定表
判定項目 ○(向いている) ×(向いていない)
報酬に回せる金額 1件あたり数千円以上を払える 数百円しか払えない
LTV(顧客生涯価値) リピートや継続契約がある 1回きりの購入で終わる
成果地点の明確さ 購入・申込などで区切れる 成果の定義があいまい
市場の需要 検索や比較をされる商材 認知がほとんどない新市場
表現の自由度 効果を具体的に伝えられる 法規制で訴求がほぼできない

判定:5項目中○が3つ以上なら、成果報酬型で成果が出やすい商材です

当社の導入事例でも、報酬に回せる金額が大きく、需要のある商材ほど大きく伸びています。太陽光・蓄電池では月間300件から1,500件に、美容クリニックでは月間100件から300件に拡大しました。

逆に、報酬額が低すぎる商材や、成果の定義があいまいな商材は、メディアに掲載してもらえず件数が伸びません。業種別の実施例も参考に、自社の商材が当てはまるかを確認してください。

費用の目安

成果報酬型広告の費用は、成果報酬に加えて、ASPの手数料や、場合によっては初期費用・月額費用がかかります。

表6:成果報酬型広告の費用の構成
費用 内容 一般的な目安 FlipNine
初期費用 契約時に1回 0円〜数万円 0円
月額費用 毎月の固定費 0円〜数万円 0円
成果報酬 成果1件ごと 商材により数千円〜数万円 商材に合わせて設計
ASP手数料 成果報酬に上乗せ 成果報酬額の30%前後 10〜15%

当社が手数料を10〜15%に抑えられるのは、運用チームが社内にいて代理店マージンが発生しないこと、記事LPを社内で制作していることの2つが理由です。費用の詳しい相場や年間のシミュレーションは、アフィリエイト広告の費用相場の記事で解説しています。

ASPを選ぶときの4つのポイント

同じ成果報酬型広告でも、どのASPを選ぶかで費用も成果も変わります。比較するときは、次の4点を確認してください。

  1. 固定費の有無:初期費用・月額費用・最低契約期間があるか
  2. 手数料の水準:成果報酬額に対して何%が上乗せされるか
  3. 得意な手法と媒体:自社の商材に合う手法(AD・インフルエンサー・メールなど)に強いか
  4. クリエイティブの支援:記事LPやバナーの制作を任せられるか、表現のチェック体制があるか

固定費の安さだけで選ぶと、掲載してくれるメディアが少なく件数が伸びないこともあります。4点をあわせて判断するのがおすすめです。

出稿前のチェックリスト

成果報酬型広告を始める前に、次の6項目を社内で決めておくと、開始後のトラブルを防げます。

表7:出稿前のチェックリスト
項目 決めること 決めないと起きること
成果地点 購入・申込・予約など、どこを成果とするか メディアとの認識がずれる
承認条件 重複・キャンセル・不正の扱い 承認のたびに揉める
許容CPA 1件あたりいくらまで払えるか 報酬が低すぎて掲載されない
上限件数 月に何件まで受けられるか 営業や在庫が対応しきれない
NG媒体・NG表現 掲載を避けたいメディアや表現 ブランドや法規制のトラブル
計測体制 計測タグの設置と成果の確認方法 成果が正しく数えられない

特に大切なのは許容CPAです。LTVや利益率から「1件あたりいくらまでなら払えるか」を先に決め、その範囲で報酬額とASP手数料を設計します。

よくある質問

Q. 成果報酬型広告とアフィリエイト広告は同じものですか?

A. ほぼ同じ意味で使われます。アフィリエイト広告は成果報酬型広告の代表的な形で、ASPを通じてメディアに広告を掲載し、成果に応じて報酬を支払う仕組みです。

Q. 成果が出なかった場合、費用はかかりませんか?

A. 成果報酬は発生しません。ただし、ASPによっては初期費用や月額費用がかかる場合があります。当社は初期費用・月額費用ともに0円で、成果が発生しなければ費用はかかりません。

Q. どのくらいで配信を始められますか?

A. 当社のADアフィリエイトの場合、お申し込みから最短1日、平均5日程度で配信を開始しています。計測タグの設置が早く完了するほど、立ち上がりも早くなります。

Q. 成果報酬の金額はどう決めればよいですか?

A. 許容CPA(1件あたりに払える上限)から、ASP手数料を差し引いて決めるのが基本です。相場より低すぎるとメディアに掲載されにくくなるため、同じ業種の相場も参考にしてください。

Q. 運用型広告をやめて、成果報酬型だけにしてもよいですか?

A. おすすめしません。成果報酬型は件数がメディアの掲載状況に左右されるため、運用型広告と組み合わせて、短期の件数確保とCPAの安定を両立させるのが現実的です。

Q. 不正な成果が発生した場合はどうなりますか?

A. 重複や不正と判断した成果は、承認時に否認できます。当社では即時承認のケースが多いものの、重複や不正は別途否認しています。承認条件を事前に決めておくことが大切です。

まとめ

  • 成果報酬型広告は、購入や申込などの成果が出たときだけ費用がかかる広告で、CPAを固定して獲得を積み上げられる
  • 運用型広告とは「費用が発生するタイミング」が違い、両方を組み合わせるのが現実的
  • 手法はADアフィリエイト・インフルエンサー・メール広告・SEO記事の4つで、商材と目的に合わせて選ぶ
  • 報酬に回せる金額、LTV、成果地点の明確さなど5項目のうち3つ以上が当てはまれば、成果が出やすい
  • 出稿前に、成果地点・承認条件・許容CPA・上限件数・NG媒体・計測体制の6項目を決めておく

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監修:大竹 優策(FlipNine株式会社 代表取締役)

GMOメディア・ネットマイルで広告主側と運用側の双方を経験後、2018年にFlipNineを創業。成果報酬型広告の実務を長く手がける。

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目標CPAと月間の希望獲得件数をお伝えいただければ、実施可否と想定される成果報酬額の目安をご回答します。初期費用・月額費用は0円、契約期間の縛りもありません。

FlipNine株式会社 編集部

成果報酬型広告のASP『FLIP』を運営。1,000媒体以上との提携、5,600件以上の広告登録実績があります。

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